DR-DOSのページなの

各ページに意味不明っぽいタイトルを付ける傾向がある私ですが、 ここのタイトルは完全に意味不明ですな(爆)。


DR-DOSについて語る

そもそもDR-DOSとはなんぞや?

窓達約百あたりからパソコンを使い出した人には、 「DOS」という名前自体あまり馴染みがないかもしれませんね。 ま、それでも「MS-DOSプロンプト」とか「MS-DOSモードで再起動」とか、 随所に名前が見られますね。
ごく簡単に言ってしまえば、窓達約百以前に主流だったOSがMS-DOSです。
#実は窓達約百もMS-DOS上で動いているらしんですが。
で、そのMS-DOSってのはM$の製品なんですが、 DOS自体はM$独自のもんではなくて、互換品もあるんですな。 その代表格はIBMのPC-DOSなんですが、ここにもう一つ、 デジタルリサーチ製のが発展進化を遂げたやつがあります。 それがCalderaのDR-DOSです。

「カルデラ」の名前にはピンと来なくても、 「デジタルリサーチ」の名前にはピンと来る人もいるでしょう。
8bit機の時代、OSという概念がパソコンの世界にも降りて来た頃です。 当時の主流はCPUはインテルの8080とその改良品ザイログのZ80、所謂「80系」と、 モトローラ製の6502、6809といった「68系」の2系統あり、 そのうち80系で天下を取ったのがデジタルリサーチの「CP/M 80」でした。
#68系だとOS/9だったのかな > 詳しい人
んで、CP/M自体は16bit移行期に16bit版「CP/M 86」がMS-DOSとの市場争いに破れ、 デジタルリサーチもその勢いを無くしてしまいます。 なんでデジタルリサーチがDOSのライセンス持ってたのかは知りませんが (「中村正三郎のホットコーナー」か 「がんばれ!!ゲイツ君」 あたりでこの辺の顛末が書いてあったの見たよーな気がします)、 会社の凋落とともにライセンスがあっちこっちに流れていったようです。 んで、その辺の関係でDOSのライセンスがカルデラにもあるんですな。

もうお気づきでしょう。DR-DOSの「DR」は「Digital Research」から来てます。

能書きなどたれてみる

私が手を出すからにはDOSと言ってもM$のとは一味違います。 上に「発展進化を遂げた」と書いたのに気づいている人もいるでしょう。 その辺のことをちょっと書いてみましょう。

といったところです。どーです、面白そうでしょ。 DOSの時代以前からパソコン使ってて、 「窓達約百は使いたくないけど、PC-UNIXは敷居が高そう」 とかで躊躇している人なんかにはいいかも?
#但し敷居は低いかも知れませんが、 実用にするまでやそれ以降は関知しませんよ(笑)



格闘日誌


まず入手だ

1998年7月26日

ちゅうことで、まずは入手しないと始まりません。 カルデラのホームページから入手できますので、 DR-DOSのページへ飛んで、フォームに正しくデータを打ち込んで、 ライセンス規約をよく読んで、 ダウンロードページから自分の環境に合わせてさっくりダウンロードしてください。 パーソナルネットウェアを含む「Full set」と、含まない「Lite」があり、 それぞれに対してインストール方法により「1.4M FD」「1.2M FD」「720K FD」 「Installation drive」の4つがあります。 私はスタンドアロンで使いますので、「Lite」を選びました (こっちが小さいし(笑))。 そこまでは問題ないんですが、次がちょっと考え込みました。 「1.2M FD」「720K FD」でないのは当然ですが、 あとの2つのどちらが適当なのかこの時はよく判んなかったんですね。 そこで無難と思われる方「1.4M FD」を選びました。 Aptivaはまだしも、 Contura AEROへ3Mのファイルを転送するにはMO繋ぎかえるしか手段がなく、 面倒臭そうなのでFDからインストールすることにしました。

朝からダウンロードやってたもんで、 割引時間帯終わりそうなのをひやひやしながらも無事3.1M転送できました。
入手完了です。


んでもってインストール開始

1998年7月26日

で早速拾ってきたファイルを実行 (あ、上で書き忘れていましたが自己展開アーカイブファイルになってます)し、 さっくり展開します。 出来上がったREADMEを読みディスク作成法を確認します。おもむろに、

makedisk
とやって、画面の指示に従ってインストール用FD3枚組を作ります。 作り終わったら1枚目に差し替え、リブートしてインストーラを立ち上げます。

インストーラが立ち上がったら、READMEをまず読みます。 なに?窓達約百と選択起動可能だと? しかも同じドライブに放り込んでだと?。 そうです「Installation drive」ってのはHDから直接やってしまうんですね。 まぁいっか、やってしまったもんはしょうがない(笑)。

読み終えたらインストール先や、起動時の設定 (要するconfig.sysとautoexec.batです)などをやってから、 実際にHDに書き込みます。 DOSを使ったことのある人なら特に迷うような設定はないはずです。 DOSはあまり使い込んでない私でも迷うことはなかったし、 インストール後でもsetup.exeで設定変更できます。 ただ、キーボードの設定やコードページに日本語環境はないので、 それだけ気を付けておけばいいかと。
あと、私だけかも知れませんが、3枚目の途中で一部のファイルが 「File Sharing Conflict」(だったかな?)と出てインストールできませんでした。 ちょっと不安ですが、ファイル名からしてそう重要なものでなさそうなので、 とりあえず放っておきました。
HDに書き込み終わったらリブートです。

どうですか?さっくりHDから起動しましたか?私はさっくり起動しました。 初回の起動後にまずやることは、窓達約百との選択起動設定です。 loaderというコマンドがあり、これを使うと選択起動できるそうなので、

loader
とやって選択起動可能にします。 設定したものは試してみたくなるのが人情というもの。早速リブートです。
…あれ?「Windows 95」を選択してもDR-DOSが立ち上がるど? 日本語版ではうまくいかないんかな? とりあえず窓達約百が動かないと困るんで、
loader /u
とやって選択起動解除しリブート、再起動後に、
uninstal
とやってアンインストールかけてしまうと窓達約百が起動するように戻りました。

インストール初日、まず失敗です(爆)。

1998年11月8日

「DR-DOS入門」なんちゅう本が出てたんで、立ち読みしてきました(笑)。
なになに、「FAT32をまっとうに認識しない」ですと? 確かに前やったときはFAT32だったな。 とっころが流石俺。HDふっ飛ばしたときにFAT16で再フォーマットしたもんね。 ちゅうことでさっくりやってみる。 を、エラー起こさずインストールできた…、 けどやっぱり選択起動がうまく行かない。 よって今回もuninstall。

1998年11月14日

よーく考えてみると、 loaderはインストール時に窓達約百を検出してインストールされるんだから、 FDからではDR-DOSで動いているんで検出できない気がしました。 そこでHD版アーカイブを取ってきてやってみましたが、 やっぱりだめ。

1998年11月15日

今回は発想を転換し、ConturaAeroにインストールしてみることにしました。 元々M$-DOS+窓達3.1で使ってたマシンですし、選択起動は考えなくてもOKな上、 HDはふっ飛ばしても構わない状況です。
インストール完了して起動…はしますが、jdispにjfontにといろいろコケます。 ちゅうことで、前もって入手しておいたdispvやfontx (この辺のドライバの説明はそのうちやりますね)を使って何とか…ならなひ。 fontxがフォントを読まないし、おかげでdispvも意味を成さない。

冷静に考えると、使ったことの無いもんをいきなり使うところに無理があります。 よってDR-DOSを一旦uninstall。M$-DOSに戻して試してみます。
…dispvはちゃんとjdispの代わりになりましたが、 fontxがやっぱりうまく行きません。 「設定は付属の初期化ファイルで大丈夫です。」って、 初期化ファイルついてないんですけど :-p 。 一応ドキュメント中の書式を見ながら書いてみましたけど、 起動中にハングアップします。
ん〜。よー判らん。


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