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初めて手にしたカメラは30年近くも前、父親が持っていたコニカのSIIIとかいうレンジファイ
ンダー式のカメラだったと思う。それからしばらくして父親がCanonのFTbを買ってきたの
を覚えている。ついていたレンズが何だったかは記憶が確かでは無いがその当時のこと
であるから50mmであることは間違いないのだが値段のことを考えればF1.7のタイプであ
ったと思う。
触らせてもらうのがうれしくて絞りとシャッター速度の関係など解りもしないのだけれどファ
インダーを覗いて二本の針が重なればいいんだということだけを教えてもらって旅行先な
どで得意げにシャッターを切らせてもらっていたものである。その後中学生のころボディー
を勝手に持ち出して望遠鏡につないで夜な夜な月面の写真などを撮っていた。そのころ
でしょうか感度400のカラーネガフィルムが少しずつ世の中に出回りだしたのは。でもカラ
ーは本当にイマイチで夜空を撮ると近くにある水銀灯のおかげで緑カブリをしたのを覚え
ています。まだ、今のようにミニラボもなかったと思うので色補正も難しかったのでしょう
ね。そういえばテレビCMでは宮崎美子が話題になっていた時です。写楽という写真雑誌
が創刊されたのもこのころです。
それから時代は跳んで自分のカメラをはじめて手にしたのが大学生の時。オートボーイで
す。写真に日付が入るのがとても新鮮で感動したのを覚えています。
それから社会人になって一眼レフカメラを買おうと思ってカメラ店に行って恥ずかしながら
もカルチャーショックを受けたのです。僕の頭の中の一眼レフはFTbだったのです。レン
ズにフォーカスリングが無い、当然絞りもシャッターダイヤルもついてない。しかもズーム
レンズが2本もセットになっている。訳もわからないまま手頃な値段のセットを買って帰る。
でもなんとなくしっくりこない。少しずつ調べていくうちにレンズを買い換え、買い足しボディ
ーを替えてと・・・。ここらあたりから子供のころに既に感染していたカメラウイルスが一気
に発病へと、つでにライカウイルスまでが。
その結果の総てがこのギャラリーで紹介できているわけではないのですが今後少しずつ
作品を増やしていこうと思います。

  T Masahiko
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