マンガについて語ってみようか
タイトルはささだあすかの「恋について語ってみようか」のパクりっす。
このページでは私のお気に入りの作者・作品を紹介していくつもりです。
気力があるときにまとめ書きするので気長に待っててくださいな。
「この作品がないぞ」などの苦情はガンガンどうぞ。
但し私に積むからにはそれなりの御覚悟を(笑)。
- 七瀬あゆむ「いちごのA」 集英社 ヤングジャンプコミックス
同名単行本収録
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最近はヤンジャンでの連載「君だけをみつめてる」も好評を博しているようで、
非常にめでたい限りです。んで、この作品ですが、やっぱり「掲載誌を間違えた」
という印象が拭えないですね。割と青年誌向けと言えなくもないですが、
基本的にはコテコテ少女漫画路線の作品ですから。
「りぼん」あたりでやればもっと当たったかもしれませんね。
連載時期がちょっと早すぎたと言うのもあったかも知れません。
確か91年頃だったから、Jリーグも始まるかなり前ですよね。
そんな時期に女子サッカーがテーマのマンガが受けるかというと…。
答は連載期間が全てを物語ってますね。私やその友人なんかの少女マンガ読みには
受けがよかったんですけどね。
- 武内直子「ミス・レイン」 講談社 KCなかよし
同名単行本収録
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これには正直言って驚きました。これが出た当時はまだ私もよわよわな部類に
入る人間だった(と本人は思ってる(笑))もんで、武内直子と聞いても
「せらむんの人かぁ」としか認識してませんでした。これ買ったのも実は
表紙見て衝動買い(笑)。しかし読み進めていくほどに転がっている私がそこに。
「独特の雰囲気」というか、「語られない言葉」というか、まぁそういったものの
描写が絶妙な訳です。逆に少女マンガ読めない人にはこの辺が耐えられないん
でしょうね。
これにハマれたら「プリズムタイム(1)」((2)はまだか!)もお勧め。
(97/6/6追記)「プリズムタイム(2)」は今月発売です。
- 香林ゆうき「僕たちはこれから」 集英社 りぼんマスコットコミックス
単行本「彼とあの娘と私」収録
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「りぼん」の新進作家の人達では私が一番好きな作家がこの香林ゆうきセンセです。
デビュー作「ガラス越しのheartache」の破壊力が抜群だったというのは
他のページでも書きましたが、とにかくこれを
りぼオリで読んだときは「この破壊力を待っていた〜」てな感じで見事に
壊れました。
(ちなみにこれが4作目になります)
特に絵的に萌えると言う訳ではありませんし、よくある話といえばよくある話
なんですが、なぜか私の嗜好に見事にハマるんですよね。どちらも主人公が
男だから感情移入しやすいのかとも少し思いましたが、最近のりぼオリの読み切り
「君の住む街へ」は主人公女性だったけど壊れたから関係なさそうですね。
とにかく、「恋をする事のもどかしさ」とでもいうのか、まぁそういったものの
表現が私のツボに見事にハマるんでしょうね。誰にでも勧められると言う訳には
いかないかも知れませんが、私と嗜好が同じ人には概して受けが良いので、
該当者はぜひご一読を。
- 余湖裕輝・田畑由秋「コミックマスターJ」 少年画報社 ヤングキングコミックス
同名単行本1〜8巻
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熱い、とにかく熱い作品っす。
手塚治虫の「ブラックジャック」とかは読んだことありますか?
「スーパードクターK」(作者名失念)は?
これはそんな「すごい男が熱い生きざまを示す」作品です。
ただ、島本和彦の作品全般のように
「こんな熱い漢になりたいけど、この主人公みたいにはなりたくない」
ってのがまぁ若干アレですか?(笑)
ともかく、熱い作品が好きな方は是非どうぞ。
あとマンガ業界の裏側が気になる人も(笑)
#この作品は赤坂ROM氏より
紹介してもらいました。ありがとです。
- 柊あおい「星の瞳のシルエット」 集英社 りぼんマスコットコミックス
同名単行本全10巻
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このページで出そう出そうと思いつつも先送りになっていた作品の一つですが、
「ファーストKiss☆物語 設定資料集」のスタッフの話の中に登場したこともあり、
ついに登場となりました。
この作品については今更私ごときが語る必要はないとも思いますが、
「80年代最高の作品」「これを読まずに少女マンガ読みと称するのは絶対に却下」
その他諸々最高級の賛辞を贈られる作品です。
私自身少女マンガにハマりかけた頃に
師匠にこれと
「瞳の中の王国」(岡野史佳)を積まれた事が決定打だったと思うんです。
あと、私主人公達と同い年なもんで、
リアルタイムで描かれていたこの作品には同時代性を感じたのかも知れませんね。
少女マンガ読みなら誰に聞いても「お勧め」と返事が来るはずの名作なので
ぜひどーぞ。
番外:小説についても語ってみようか
白倉由美「夢から、さめない」 角川書店 角川スニーカー文庫
この項1997年10月24日分の「後悔日誌」より移動
「そうね、ひとは誰にも似てないね」
「だからまた逢いたくなるのさ」
危険そうなんで敢えて手を出してなかった「夢から、さめない」(白倉由美)。
Hanちょに積まれたんで読んでみました。やっぱり危険でした。
数日かかって今日やっと全部読めました。本日(97/10/27)現在まだ壊れてます。
久々に一気に読めない小説に当たった気がします。
逆に「一気に読みたい小説」は「ラルフィリア・サーガ」や
ヤマモト・ヨーコシリーズ他結構当たってましたが。
とにかく序盤の詩学と陸がらぶらぶなのがも〜 (*^^*) 。
ごろごろごろごろと萌えてしまい毎回そこ
(話数で行くと3の倍数話)でstop。
いろんな意味で白倉由美は危険なんでこの作品避けてたんですが、
#どツボ状態で「贖いの聖者」なんぞ読む方が悪いと言えばそうですが
「東京星へ、いこう」以来の俺的Hitでしたね。
「卒業、最後のセーラー服」が私が最初に読んだ白倉由美の作品でしたが、
これにあまりいい印象持たなかったんですよね。
ところがその後に読んだ「東京星」で印象が一変、
どっちも描ける人というのが判りました。
で、どっちを引くか判んないんで避けてたと。
給料も少ないながら(謙遜でなく、マジで)出たことだし、
今日あたり買いに行きます(爆)。
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