野鳥は GNU Emacs (Mule/XEmacs) のみあれば使えます. しかし Nemacs や Mule 1.* など古い環境では正しく動くかわかりませんので, なるべく最新のものを入れておきましょう. 以下のものなら安定して使えるはず...
他に予め入れておいた方が便利なもの.
野鳥の最新版は公式サイトより手に入れてください.
current 版の追っかけをされている方は, fj野鳥の会に入会された方がよろしいかと.
野鳥を手に入れたら適当な directory で展開しましょう.
% gzip -dc yatexX.Y.Z.tar.gz | tar xvf - % cd yatexX.Y.Z % make
すると次のように言われてしまいます.
Edit this makefile first. Type "make install" to install YaTeX. Type "make install-yahtml" to install yahtml. If you cling to elc files. type "make elc" before make install
では makefile を編集しましょう, 現在の設定は以下のようになっています.
PREFIX = /usr/local EMACS = emacs EMACSDIR= ${PREFIX}/share/${EMACS} LISPDIR = ${EMACSDIR}/site-lisp/yatex DOCDIR = ${LISPDIR}/docs HELPDIR = ${EMACSDIR}/site-lisp INFODIR = ${PREFIX}/info
ここを御自分の設定に合うように変更してください. 例えば私はいつも home directory 下に Install していて, emacs 23.x で利用していていますので次の個所を修正しております.
PREFIX = ${HOME}
少しでも動作速度を向上させたい人は "make elc" で bytecompile しておきましょう.
では "make install" を再度実行しましょう. すると ${EMACSDIR} 以下に野鳥本体と document 類が Install されます. "make install-info" を実行して ${PREFIX}/info 以下に info も Install しておきましょう.
最低限 ~/.emacs に以下の項目を加えましょう, 自分の環境にあわせて多少書きかえてください.
;;; YaTeX
;; yatex-mode の起動
(setq auto-mode-alist
(cons (cons "\\.tex$" 'yatex-mode) auto-mode-alist))
(autoload 'yatex-mode "yatex" "Yet Another LaTeX mode" t)
;; 野鳥が置いてある directry の load-path 設定
;; default で load-path が通っている場合は必要ありません
(setq load-path
(cons (expand-file-name
"~/share/emacs/site-lisp/yatex") load-path))
;; 文章作成時の日本語文字コード
;; 0: no-converion
;; 1: Shift JIS (windows & dos default)
;; 2: ISO-2022-JP (other default)
;; 3: EUC
;; 4: UTF-8
(setq YaTeX-kanji-code 4)
これでとりあえず野鳥は使えるようになります。
% emacs sample.tex &
のように拡張子が .tex のファイルを編集するときに、 自動的に野鳥が起動するようになります。 ミニバッファに「やてふ」と出るはずなのでチェックしてください。