テクノソフトと聞くと
「Thunder Forceのところね」と思う人のほうが今日では多いでしょう。
ま、確かに硬派シューター御用達の作品が多いのは確かです。
ですが、これは近年の傾向で、
シューティング以外にも秀作を多く送り出しています。
#個人的には「D'」をリメイクして欲しいっす。
そんなテクノソフトが
所謂ギャルゲーを出した、
これはハッキリ言って((c)三沢光晴)衝撃でした。
fjや各方面のwebページでも、 大きく話題にはなっていないながらもやった人間の評価は非常に高い。 「これはその内やらなあかん」とは当初から思ってはいたんですが、 「C次郎氏の絵はあまり好きでない」 「声優陣に優先Get指定の面子もいない」 その他諸々の理由で手を出してなかったんです。 とっころが1999年も師走の晦、 贔屓にしている書店兼CDショップ兼ゲーム店がぶちかましてくれました 「新品処分価格税込¥1k」を。 幾多のクソゲーの山の中に埋まってるじゃありませんか、こいつが。 もちろんさっくりと保護してきました。
あ、「C次郎氏の絵」ですが、実際にゲームをやってみると 背景・シナリオの雰囲気によくマッチしていて良いです。 「FKS」が 水上広樹氏の絵でないと成り立たないのと同様、 このゲームではC次郎氏の絵でないと成り立ちません。
今までのヒット作とそのシステムをよく研究しているのがはっきり判ります。
「読み返し」はこの手のノベル系には必須ですし、
「リアルタイムアクション分岐」は恐らく「サクラ大戦」から、
「ダイアリー」は「ときメモ」のアルバムの発展形でしょう。
あと、CGを見せる都合か意図的な演出かは判りませんが、
文字ウィンドウの縦組み横組みが場面により切り替わります。
これも非常に効果的と個人的には感じました。
場面ごとのBGMの切り替えがまたきれいにFadeIn、
FadeOutしてて非常にいいです。
内蔵音源を使うことでこれを実現しているわけですが、
「当初はガンガン喋らせるはずだったけど、
シナリオがあがらず声が入れられなかった、
今更CD-DAにも出来ない」
なんてことがあったのかな〜と邪推してしまいます。
#某S社のWなんかはスタッフの某氏によるとそーゆー理由だそうで
とにかく、「悠久幻想曲」の1作目なみに喋りません。
そういう方面では期待できませんのであしからず。
「やたらと喋らないのでやりやすい」という意見も目にしましたし。
これは人それぞれでしょうけど、場面が変わるときのジングル、
あれ個人的には結構鬱陶しいと感じます。
#無けりゃ無いで「場面転換が唐突」なんでしょうけどね。
「TLS」シリーズみたく「コマンドとその結果」
で進むタイプでは効果的でしょうけど、
こういったノベル系では鬱陶しいと感じる事も少なくなかったです。
はっきり言って実写画像は地元佐世保市です。
EDの協力のところで名前が出てくる所はほぼ判りましたし、
通学路は早岐の町、JR早岐駅裏のあたりのような気がしますし、
コンサート会場近辺は名切町の市民会館の近辺、
バス停もその近く交通公園のあたり、
風の丘公園から眺める夜景は天神公園・・・
とは少し角度が違いますがまぁあの辺から佐世保港を見るとあんな感じです。
ただ、肝心の風の丘公園がどこなのか判りません。
雰囲気からなんとなく天神公園か干尽公園
(Jazzファンには「Sunset 99 Live」の会場というと判りやすいっすね)
と思って行ってみましたが、どちらもハズレでした。
場所が判ってかつ撮影に問題がなさそうな所は、 その内デジカメかかえて撮影してくるつもりですのでお楽しみに(笑)。
式町夕×2、 未月こよみ、 夏樹水帆、 川奈深雪、 春比野睦美
参った、そう来たか。これに尽きます。
暁とこよみの関係はカラオケボックスの辺りで何となく見当ついてはいましたが、
終盤ああ来るとは正直思わなかったっす。
「ひょっとして暁に会うためだけに日本に帰ってきたのか?」とか 「別のクラス、あるいは別の学校だったりしたらどうするつもりだったんだ?」とか 「ヤな野郎だったらどうするつもりだったんだ?」 とかは追求してはいけないんでしょう、きっと。
なお、普通にやっていては好感度100%は恐らく無理です。 「不気味な人形」がまず取れないと思います。 テクノソフトのwebページに 「不気味な人形」の取り方が書いてありますので、 苦戦中の方はどーぞ。
「近すぎて見えない」ラブコメの王道…か?(笑)。
まぁ少なくともこのシナリオにはコメディ要素はありません。
ほんのちょっとしたきっかけで大きく景色が変わる。
「日常を描く」というこのゲームのコンセプトを最も端的に表すシナリオです。
そして終盤への盛り上がり、実に見事です。
最後のあれも舞台と展開としては完璧にお約束ですが、
あんな今風な大逆転があるとは思ってませんでした。
余談ですが、半場友恵の歌ってwebページに書かれているほどではないと思います。 うまいとは言いかねるとは思いますけどね。 それよりもっと(以下自粛)。
少女マンガおよびギャルゲーの王道、「友達以上恋人未満」のシナリオです。 夕シナリオではあんなに気の利く暁が別人のように鈍いっすけど、 それはまぁギャルゲーの王道を行く以上仕方ないという事で目をつぶりましょう。 水帆の中学時代の話で 「後輩の知り合いが云々」のあたりは暁蹴っ飛ばしてやろうかと思いました(笑)。
んで、王道を行く以上展開がきっちり読めてしまうんですが、 それでも問題なく楽しめます。エアメール使ったオチもお約束ですね。
年上、ピアノ、眼鏡、ボソボソとした喋り方。
そりゃもー私のツボ突かれまくりですともえぇ。しかもCV天野由梨。
PCE版「初恋物語」&「電脳天使」以来天野さんのこのモードには
非常に弱い私。
ここんとこの脳内BGMには
「Le Ciel 〜Je te veux〜」がずーっとリピートしてます。
#このソフトCD-DAトラックないし、
EDのヴォーカル曲は「ミュージックプレイヤー」では聞けないの
シナリオ的にも綺麗にまとまりかなりツボ。
作られた「西嶋悠」より、ありのままの「式町夕」を選ぶ事、
それが幸せであったことが本当に良かったと思います。
#そういえば「WHITE ALBUM」も放りっぱなしやな
fj見てたら、PSのCDからxaファイル(PSの標準形式らしいっす)をぶっこ抜き、 wavに変換までやってしまうツールが紹介されてました。 さっそく調達してきてやたらでかいファイルから試してみる…を、あった。 ちゅうことでヴォーカル4曲mp3になってリピート中です(笑)。
いや〜強烈です。おまけシナリオの王道っすね。
本編にはコメディ要素は殆ど無いだけに、思い切り笑わせていただきました。
喋らないのが残念ですが、おまけだけにまあ仕方ないっすね。