JOURNAL


 京都大学大学院 文学研究科

美学美術史学研究室

square icon 研究室による出版物  更新:2011年10月10日

『京都美学美術史学』第10号

平成23年(2011年)3月

加藤哲弘「視覚芸術における連続的物語叙述―「異時同時図」概念の再検討―」
中村俊春「ルーベンス工房のヴァン・ダイク」
根立研介「興福寺初期再興造仏事業と慶派仏師」
吉岡洋「メディアと親密性」
平川佳世「スプランゲルのイタリア滞在―銅板油彩画の観点から― 」
松岡久美子「善光寺式阿弥陀仏三尊における「移」について」
萩原沙季「鈴木其一筆「夏秋渓流図屏風」についての一考察」

『京都美学美術史学』第9号

平成22年(2010年)3月

平川佳世 「つかのまと不朽の間―ブロンヅィーノ《幸福の寓意》― 」
柳承珍 「方形三尊塼仏と絵因果経―古代日本における触地印坐像の不在を考える手掛かりとして― 」
尾﨑恵子 「アロンソ・デ・オロスコの幻視に基づくエル・グレコの作品解釈―ドニャ・マリア・デ・アラゴン学院の主祭壇の再構成を中心に―」
倉持充希 「アメデオ・ダル・ポッツォのためのモーセの物語画連作―プッサン、コルトーナ、ロマネッリの競演―」
西嶋亜美「ドラクロワによる「挿絵」連作《ファウスト》―多様な着想源と技法革新統合の試み―」
深田祐輔「映画における「でたらめ」なイメージ連鎖について」
中村俊春「《ファン・ロイエン花鳥画》の作者再考」

『京都美学美術史学』第8号

平成21年(2009年)3月

平川佳世 「銅板油彩画の誕生をめぐって」
杉山卓史 「啓蒙主義の徒花か、ディスコの先駆か
       ― 色彩クラヴィーアをめぐる狂騒 ― 」
田中健一 「奈良・聖林寺と京都・観音寺の十一面観音像をめぐる諸問題
       ― 図像的特徴の検討を中心に ―」
鄭 賢娥 「1950年代リアリズム再考―ルポルタージュ絵画を中心に」
矢頭英理子「鏑木清方筆《築地明石町》に関する考察」

『京都美学美術史学』第7号

平成20年(2008年)3月

吉岡 洋  「デジタルメディアの形而上学」
金  銀児 「広元千仏崖蓮花洞触地印像について」
太田 純貴 「ドゥルーズの時間論と芸術論についての一考察」
徐  男英 「龍門石窟古陽洞半跏思惟像試論」
福士 雄也 「西福寺の若冲襖絵 — 鶏に投影されたイメージと晩年期における様式」

『京都美学美術史学』第6号

平成19年(2007年)3月

筒井 忠仁  「『山中常盤物語絵巻』の図像表現に関する一考察」
中尾 優衣  「長崎青貝細工に見られる花鳥表現 — 長崎製の作例に注目して — 」
中川 克志  「ノイズの音楽化 −プリペアド・ピアノの場合」
中田 明日佳 「アントウェルペンにおける<十字架の道行き>の系譜
         — 16世紀初頭からブリューゲルまで」
中村 史子  「アーカイブという視点、アーカイブを眺める視点
         — 1960年代以降の写真アーカイヴァル・アートをめぐる試論」

『京都美学美術史学』第5号 岩城見一教授退職記念号

平成18年(2006年)3月

中村 俊春  「岩城見一教授を送る」
二ルス・ビュットナー/深谷訓子訳
       「アルス・コスモグラフィア — 初期近世ヨーロッパにおける風景画と世界形状誌」
小野 彰子  「十七世紀後半における御所風小袖の流行」
張  南南  「ギメ東洋美術館書所蔵『五台山文殊菩薩化現図』について」

〔作品紹介〕
根立 研介  「退耕庵 木造性海霊見座像」

○ 岩城見一教授 年譜・著作目録

『京都美学美術史学』第4号 佐々木丞平教授退職記念号

平成17年(2005年)3月

根立 研介  「佐々木丞平教授を送る」
岩城 見一  「芸術的精神の現象学 (10)」
根立 研介  「十世紀前半頃の仏師動向」
実方 葉子  「蔬菜図の変容
        — 呉春筆《蔬菜図巻》の主題とその背景」
呉  永三  「真景のイリュージョン」
梁  禎允  「ワインの善用と悪用 —ヤン・ステーン作《カナの婚宴》」
杉山 卓史  「『カリゴネー』におけるヘルダーのカント批判の意味するもの
        — カント趣味論研究への一視点」

○ 佐々木丞平教授 年譜・著作目録

『京都美学美術史学』第3号

平成16年(2004年)3月

岩城 見一  「芸術的精神の現象学 (9)」
原口 志津子 「富山・本法寺蔵「法華経曼荼羅」の図像解釈と勧進僧浄信」
西  欣也  「美的批判は一切を踏み超えうるか
        — ロマン主義的イロニーをめぐる攻防」
厳  雅美  「宋元時代の頂相に関する二三の問題」
宮崎 もも  「酒井抱一筆「八橋図屏風」に関する考察」

『京都美学美術史学』第2号

平成15年(2003年)3月

岩城 見一  「芸術的精神の現象学 (8)」
根立 研介  「運慶の二つの肩書きをめぐって」
安田 篤生  「『新撰和漢書画一覧』小考
        — 江戸時代中期鑑画知識の一様相」
梅田 智彦  「クリムトと点描主義
        — 1900年代のクリムト風景画の変遷についての一考察」
謝  振發  「六朝絵画における南京・西善橋墓出土「竹林七賢磚画」の
        史的位置」
西林 孝浩  「初唐期の降魔成道像 — 龍門東山造像を中心に」
吉田 朋子  「フラゴナールと風景表現: その制作の論理」

『京都美学美術史学』創刊号

平成14年(2002年)3月

岩城 見一  「芸術的精神の現象学 (7)」
姜  素妍  「京都・高麗美術館蔵「熾盛光如来降臨図」考」
剱持 あずさ 「フィリッポ・リッピとスクアルチョーネ工房」
矢崎 由布  「ヨーゼフ・ボイス論序説
        — 大きな箱としての《ブロック・ボイス》」
李  淑珠  「陳澄波(1895〜1947)の編年について
        — 三つの履歴書を中心に」
根立 研介  「 [調査報告]兵庫・大乗寺 木造薬師如来坐像 一躯、木造四天王立像 四躯」

▲ 『京都美学美術史学』 ▲

▼ 京都美学美術史学研究会 規約 ▼

京都美学美術史学研究会規約

 一、本会は、京都美学美術史学研究会と称し、事務局を京都大学大学院文学研究科美学美術史学研究室におく。

 ニ、本会は、美学美術史学の研究とその発展を目的とする。

 三、本会の会員は、京都大学大学院文学研究科美学美術史学専修の教官、大学院生及び修了者、並びに委員会の推薦を受けた者とする。

 四、本会は、次の事業を行う:
   (ア)研究会(学会)誌『京都美学美術史学』の刊行。
   (イ)研究会講演会等の開催。
   (ウ)その他必要な事業。

 五、本会の運営を遂行するために委員会を設置する。本会運営の細則は、別に定める。
 六、委員会は、若干名の幹事を委嘱することができる。

 七、規約の改正等の重大事項については、委員会の審議を経て決定する。

投稿規定

 一、投稿資格は、原則として会員に限る。

 ニ、原稿の採否は、委員会の委嘱を受けた編集委員が審議の上決定する。

▲ 京都美学美術史学研究会 規約 ▲

▼ 『京都美学美術史学』創刊のお知らせ ▼

『京都美学美術史学』 創刊のお知らせ

 これまで刊行されて参りました『研究紀要』は、22号(2001年)をもって一応の役割を終え、新たに2002年より、研究誌『京都美学美術史学』として生まれ変わることになりました。
 1980年に発刊となりました、京都大学文学部美学美術史学研究室編『研究紀要』は、美学美術史学研究室に属された多くの方々の、執筆、編集、さらには読者の皆様からの諸論文へのご批判、ご意見等々にわたるご協力によって、22年間の長きにわたり公刊されて参りました。ここに皆様のご厚意に対し、改めてお礼を申し上げます。
 このたび発刊の運びとなりました『京都美学美術史学』は、さらに充実した研究誌を世に問うという目的で計画され、このため論文投稿、および審査制度を導入し、論文審査に当たる「編集委員会」を設置し、編集母体も、「京都美学美術史学研究会」と改めました。
 編集委員会も、京都大学文学研究科所属の教官のみでなく、専門分野を異にする先生方に委員を委嘱し、査読、編集にご協力をいただくことになりました。
 この研究誌が、一層充実した研究を公表する場となるには、皆様のご協力を欠かすことはできません。今後のご指導ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。
 なお、「京都美学美術史学研究会」は、かつて親しまれておりました、「京大美学会」を再興するという意味も含んでおり、研究誌刊行とともに、講演会、研究会等も、行事の一環に含まれております。会員はさしあたり京都大学大学院文学研究科美学美術史学専修修了者の方々となっておりますが、その他にも入会ご希望の方は、委員会の推薦を受けることで入会できます。詳しくは「規約」をご覧下さい。また、会員の方は、当研究誌への投稿の有資格者となります。ご投稿をお待ちしております。

 

(2002年3月吉日)

▲ 『京都美学美術史学』創刊のお知らせ ▲

▼ 『研究紀要』 ▼

『研究紀要』第22号

平成13年(2001年)3月

岩城見一「芸術的精神の現象学(6)」
根立研介「「運慶一タヒ出テ天下復タ彫刻ナシ」 ——運慶の名声の伝承をめぐって——」
碓井みちこ「映画の「フレーム」 ——ヒッチコック『めまい』を中心に——」
皿井舞「模刻の意味と機能 ——大安寺釈迦如来像を中心に——」
中川克志「ジョン・ケージ ——環境音を聴く——」
松岡久美子「湛慶世代の作風展開について ——京都正法寺(八角堂)阿弥陀如来坐像、京都西薗寺阿弥陀如来坐像を中心に——」

『研究紀要』第21号

平成12年(2000年)3月

岩城見一「芸術的精神の現象学(5)」
根立研介「僧綱仏師の出現」
平芳幸浩「記述するデュシャン/記述されるデュシャン —— 1930〜40年代を中心に——」
高松麻里「展示の倫理と、観衆の成立 ——黒田清輝『智・感・情』にみる、「美術」の社会化——」
深谷訓子「ユトレヒト・カラヴァッジストによる音楽場面の一類型「音楽の集い」をめぐって」

『研究紀要』第20号

平成11年(1999年)3月

宮島久雄「本野精吾の図案教育 ——京都高等工芸学校図案科史(3)——」
岩城見一「芸術的精神の現象学(4)」
根立研介「重源をめぐる肖像観」
市川彰「若冲画に示されたもの ——「動植綵絵」以前の三件の鶴を主題とする着色表現をめぐって——」
白 適銘「『歴代名画記』とその時代 ——張彦遠における政治・士人・著作三者の繋がりをめぐって——」
傅 江「江蘇漢代陶俑に関する一考察 ——徐州北洞山漢墓出土陶俑をめぐって——」
林 聖智「中国北朝期の天文図試論 ——元乂墓を例にして——」

『研究紀要』第19号

平成10年(1998年)3月

佐々木丞平「文人画の背景 ——思想と時代——」
宮島久雄「武田五一の図案教育 ——京都高等工芸学校図案科史2——」
岩城見一「芸術的精神の現象学(3)」
鮎川真由美「アドルノにおける音楽と思考 ——「書かれたもの」としての近代音楽——」
大原嘉豊「場と絵画 ——九品来迎図の展開を一例として——」
金井直「戦後の彫刻修復 ——カノーヴァ・ジプソテカおよびヴェネツィア考古博物館の場合——」
平川佳世「≪オーバー・ザンクト・ファイト祭壇画≫の「下絵素描」をめぐって ——デューラーにおける明暗素描の諸相——」
若林雅哉「内と対立しない「外」——アリストテレス『詩学』における「悲劇」の限界について——(2)」

『研究紀要』第18号

平成9年(1997年)3月

宮島久雄「武田五一の「図案学」 ——京都高等工芸学校図案科史——」
中村俊春」ルーベンスとティツィアーノ ——「模倣」から「競作」へ——(3)」
岡田温司「ミース以後の「ペスト以後」 ——研究の現状と課題——」
ラウラ・デル・ペッシェ「日本の水墨山水画における松の表現について」
平芳幸浩「コスースの位置 グリーンバーグの位置」
松原知生「列聖の条件、聖者の身体 ——ピサ、サンタ・カテリーナ聖堂《聖トマス・アクィナスの勝利》をめぐって——」

『研究紀要』第17号

平成8年(1996年)3月

岩城見一「芸術的精神の現象学(2)」
中村俊春「ルーベンスとティツィアーノ ——「模倣」から「競作」へ——(2)」
加藤素明「プラトンの『国家』における 「相反する現れ」についての一考察」
水野千依「贖い主の血 その崇拝と系譜 ——ジョヴァンニ・ベッリーニの≪贖い主の血≫をめぐって——」
吉竹彩子「「土」の言説 ——1920年代の河井寛次郎、<技巧>から<素朴>への変遷をめぐって——」
論文総目録(改訂版)no.1〜no.17

『研究紀要』第16号 清水善三教授退官記念号

平成7年(1995年)3月

佐々木丞平「清水善三教授を送る」
佐々木丞平「「付立」考」
岩城見一「芸術的精神の現象学(1)」
中村俊春「ルーベンスとティツィアーノ ——「模倣」から「競作」へ——(1)」
実方葉子「東博本「浜松図屏風」試論 」
西 欣也「<分裂の言語>と<言語の分裂> ——ハイデガー、ド・マン、アドルノ——」
論文総目録no.1〜no.5

『研究紀要』第15号

平成6年(1994年)3月

岩城見一「形象世界の論理(2) ——芸術哲学の可能性への問い(3)——」
金井直「柔らかい彫像 ——カトルメール・ド・カンシーによるカノヴァ、エルギン・マーブルズ評価をめぐって」
加藤素明「プラトンのエロース論 ——その相互流動性をめぐる考察——」
下野健児「懐素自叙帖墨蹟本私考」
秋庭史典「比較不可能性の直喩 ——ヘルマン・コーヘンの美学(2)——」

『研究紀要』第14号

平成5年(1993年)6月

岩城見一「形象世界の理論 ——芸術哲学の可能性への問い(2)——」
青山勝「映画における運動と時間 ——ベルクソンとドゥルーズに拠って——」
鄭禮京「北響堂山石窟における裸体形菩薩像の源流について」
小川知子「エドゥアール・マネの作品研究 ——≪バルコニー≫の意義および位置づけに関する一考察——」
前川修「フランクフルト学派における自然と美的経験について」
礪波恵昭「円成寺大日如来像考」

『研究紀要』第13号

平成4年(1992年)3月

岡田温司「洗浄論争とその歴史(1)」
下野健児「祝允明の狂草書法について」
稲本泰生「龍門賓陽中洞考」
上村博「画像と現実感」
安田篤生「≪資料紹介≫ 京都大学文学部博物館蔵犬追物図屏風について」

『研究紀要』第12号

平成3年(1991年)3月

佐々木 丞平「円山応擧の前半生」
岩城 見一 「芸術解釈のアポリア —芸術哲学の可能性への問」
加須屋 誠 「金戒光明寺所蔵地獄極楽図屏風試論 —その図様構成と主題の問題」
秋庭 史典 「直感的体験における所与について」
山崎 美樹 「レンブラントによるレオナルドの『最後の晩餐』研究について         —レンブラントとイタリア・ルネッサンスをめぐる一考察」

『研究紀要』第11号 吉岡健次郎教授退官記念号

平成2年(1990年)3月

清水 善三 「吉岡健二郎教授を送る」
佐々木 丞平「写生画誕生の社会的文化的背景」
安田 篤生 「尾形光琳と狩野派 —狩野派学習と水墨表現に現われたその影響」
上村 博  「身体と作品空間 —ベルクソン哲学の立場から」
中村 和雄 「カンディンスキーのパリ時代の作品 —「空の青」に見る上と下」
西田 兼  「クリムトの寓意画 —その思想的背景と意味について」
吉岡 健二郎教授年譜・著書目録
清水 善三「京都大学所蔵西域絵画模本目録(上)」

『研究紀要』第10号

平成元年(1989年)3月

吉岡 健二郎「芸術とデーモン的なもの」
佐々木 丞平「江戸時代における中国絵画思想の受容と展開 —狩野派、土佐派そして円山応挙」
宇恵 智子 「美と自由」
小林 信之 「ハイデガーの真理論 —真理と芸術(1)」
太田 明子 「R・インガルデンの芸術論 —作品の体験の存在論的考察」
佐藤 理恵 「宝泉寺蔵「松井与八郎像」について —染織史・服飾史の視点から」

『研究紀要』第9号

昭和63年(1988年)3月

清水 善三 「日本彫刻史における転換期の様相 —物質的量と視覚的量(量感)のあいだ」
佐々 木丞平「応挙と蕪村の交友」
加須屋 誠 「子島曼荼羅試論」
米村 典子 「19世紀後半フランス絵画へのアプローチ —リヴィジョニズムの流れのなかで」
吉岡 留美 「絵画の記号学をめぐって」

『研究紀要』第8号

昭和62年(1987年)4月

佐々木 丞平「日本初期文人画の成立過程に関する研究 —南海と淇園を中心として」
並木 誠士 「大徳寺大仙院壇那之間襖絵について —その革新性についての考察」
安田 篤生 「宗達筆「源氏物語関屋澪標図屏風」について —宗達画の特質に関する一考察」
原口 志津子「絵巻物の空間構成 —「石山寺縁起絵」第一、第二、第三および第五巻を指標として」
佐藤 理恵 「小袖と風俗画 —近世初期の解明のために」
飯野 正仁 「映画における<思想>とは何か —山中貞雄論」
笹谷 純雄 「プランクーシの「ポガニー嬢」 —連作展開の意味—」

『研究紀要』第7号

昭和61年(1986年)3月

吉岡 健二郎「美術と美術史学」
岡田 潔  「具象絵画に対する視覚と日常における視覚」
小林 信之 「作品と世界 —M・ハイデッガーに即して」
蜷川 順子 「初期ネーデルランド絵画における半身群像の系譜 —『悲しみの人』の類型をめぐって」
大宮 康男 「平等院鳳凰堂本尊阿弥陀如来像に就いて」
並木 誠士 「 ≪資料紹介≫  狩野益信筆洛中洛外図屏風について」

『研究紀要』第6号

昭和60年(1985年)3月

佐々木 丞平「円山応挙の人物図に関する一考察 —その制作過程を中心として」
河野 道房 「胡舜臣筆「送郝玄明使秦図」について ——転換期絵画の一様相——」
鷹羽 良明 「西南フランスのロマネスク教会堂 ——実在的空間性——」
吉岡 留美 「メルロ=ポンティとフロイディズム」
加藤 哲弘 「W・イーザーの読書理論」
佐々木 丞平・並木誠士・ 安田篤生・原口志津子 「≪資料紹介≫ 熊野本地絵巻(逸翁美術館蔵)について」

『研究紀要』第5号

昭和59年(1984年)3月

清水 善三 「数値より見た藤原彫刻 —方法の限界と可能性」
山名 伸生 「日本彫刻史における古典的様式の成立」
岡田 温司 「レオナルド「岩窟の聖母」再考」
蜷川 順子 「ボッス作ケントの<十字架の道行き>について —その制作年代に関する考察」
宇惠 智子 「直感的判断に関する省察」
北村 知之 「サルトルの芸術論 —または generosite のための芸術」

『研究紀要』第4号

昭和58年(1983年)3月

吉岡健二郎「続・美学以前」
永井 隆則 「セザンヌと後世代」
岸  文和 「文学的コミュニケーションについて —虚構性の言語行為論的考察」
吉岡 洋  「天才の概念と近代」
北村 清彦 「解釈の中の芸術作品」
篠原 資明 「跡から結晶するもの —レヴィ=ストロースと芸術」

『研究紀要』第3号

昭和57年(1892年)3月

佐々木 丞平「円山応挙の絵画論 —『萬誌』を中心にして」
山口 典子 「ファン=ゴッホの「星月夜」をめぐる考察」
中村 俊春 「ゴッホの色彩 —アルル時代を中心として」
林   愛子 「芸術体験の一考察 —「アプリオリ」と「創造」」
米澤 有恒 「図式と像」

『研究紀要』第2号

昭和56年(1981年)3月

清水善三「仏性寺阿弥陀如来像について —とくにその木寄法の特色」
丁  元鎮 「旧勧修寺刺繍釈迦説法図の技法について —鎖縫いと相良縫い」
岡田 温司 「《lume》と《lustro》 —15世紀前半のイタリア絵画に於ける光沢表現をめぐって」
梅原 賢一郎「肉の構造と芸術作品」
加藤 哲弘 「ガダマーの解釈学における芸術の問題」
篠原 資明 「芸術、その開かれと閉され —ウンベルト・エーコと美学」

『研究紀要』創刊号

昭和55年(1980年)2月

吉岡 健二郎「様式と構造」
井面 信行 「芸術活動の意味と構造」
加藤 哲弘 「H-G・ガダマーの芸術哲学」
岸  文和 「文体(Stil)について」
室井 尚  「詩的言語について —Jan Mukarovskをめぐって」
島本 浣  「アントワーヌ・ヴァトーの初期作品」
中島 博  「寛喜二年高山寺絵図 
       —鎌倉時代の山水画における新様について」

(C) HIROSHI YOSHIOKA