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CLUB IRREGULARS

Vol.0008★1996年11月7日

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Vol.8
第八回

The memorized standard text of the syllabary order

五十音標準テキスト覚え書き控

高杉弾
         朝、目が醒めると、僕はもう何が何やらさっ
         ぱりわからない。犬も歩けば棒に当たると言
         い、郷に入りては郷に従えとも言い、脳ある
         鷹は爪をかくすとも言う。美しい花は心の支
         え、松葉杖は歩行の支え、巨万の富は生活の
         支え。絵にかいた餅ではなく、常に本物の現
         金が欲しい欲しいと願う愚かなる自分の顔。
         男の欲望って、なんて罪深いものなんでしょ
         うか。かつて僕の友人が言いました「君の人
         生は所詮キミだけの高杉式」。「君のことは
         君自身で決めるしかない」とかなんとか言わ
         れても、僕にとってはそれがいったい何のこ
         とやらわからず、結局のところ明日は明日の
         風が吹く。くだらない冗談は休み休み言って
         欲しいものだが、しかし肝心なことは人に聞
         け。けれどもしかし、だからと言って、そん
         な僕でさえ時には踊るよフラメンコ。子供の
         頃から大好きなのさ。逆さになって死ぬほど
         踊ったりしたこともあるし。尻に穴があくほ
         ど踊ったりしたこともある間抜けな僕です私
         です。すっかり馬鹿になってしまった僕は、
         それでもすぐに目を覚まし、蒲団から飛び起
         きて「こらこら俺の邪魔をするな、そこを通
         せ!」。世界はほとんどすべてみんな嘘。空
         には満天の星、野には一面に美しい花が咲き
         乱れていました。ただしそれらはみんな僕の
         幻想そして妄想、すなわち人生の迷いと過去
         のあやまち。ちんぽを丸出しにして僕はいつ
         までも君を待つ。つらいことや悲しいことが
         あっても、僕は君にすべてを捧げるよ、そう、
         僕のすべて。天から下された使命を僕は信じ
         ている、それは絶対なんだと。とんでもなく
         大切な贈り物の品。なくしては大変なので是
         非とも届けなければ、遠いお城のお姫様に。
         人間誰しもやる気になればできぬことなどあ
         りはせぬ。盗む奴がいればこの俺がたたっ斬
         ってやるぞ、みんな死ね。寝る間も惜しんで
         とにかく走るこの荒れ野。のん気に煙草など
         ふかしている場合ではないぞ、すでに三本も
         抜けてしまった歯。早くも小田原まで走った
         きょうこの日。一人で食べるおかずは豆腐。
         蒲団の中でたっぷり休み、スケベな夢を見て
         どへへへへ。平気です平気です、なにしろ僕
         は有名な阿呆。ほとんど無意味な妄想にとり
         つかれている今。まあ何とかなるさと悲しい
         境遇が胸にしみ。身から出た錆びとはまさに
         このことだと己を恨む。むりやり見開く疲れ
         た目。面倒臭いなどと言ってはいけないと知
         りつつも。もう朝だぞ新聞屋。矢も盾もたま
         らずぶちまけるヤカンの湯。夕刊は夕方配る
         ものだろうが、新聞屋さんよ。夜になってか
         ら朝刊を持ってきてどうするの、ほらほらほ
         ら。ラリッてるんじゃないのアンタ、いつも
         ラリッてばかり。利口なのか馬鹿なのか、よ
         くわからないアンタはいつもラリッてばかり
         いる。留守番電話にでも入れておいてくれな
         きゃ困るじゃないか、早くしてくれ。連絡ぐ
         らいちゃんとしろ。労働というのは大切なも
         のだけど、アタシなんだかもう眠いわ。わか
         らないわからない、アタシもう何が何やらさ
         っぱりわからない、いやいやいやん。(最初
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(c)東陽片岡
--この文章は月刊『ガロ』(青林堂)1992年7月号に掲載されたものです--

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