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CLUB IRREGULARS

Vol.0009★1996年12月5日


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Vol.9
第九回

failure is mother of success

失敗は成功のもと

高杉弾
          まう可能性もあるので、ととととんでもない
          女だなあと思いながらも私は僕は俺はそれが
          しは、指で彼女の大小両陰唇を開いて中を覗
          き込んでいたのであった。  (以下次号)
           などとふざけているところへ舞台下手から
          男があらわれ、格子戸をがらりと開け「たの
          もう!」と叫んで上がり框に腰をおろした。
          「どうれ!」どてら姿の主人が奥の座敷から
          玄関部屋に出てきて大仰に応える。
          「ええい、ここで会ったが百年目だと思うよ
          うな気もする。いやさお女将、飛んで火に入
          る夏の虫たあ、てめえのことだ!」
          「お前さんいったい何をおっしゃってるの?
          別れろ切れろは芸者の時に言う言葉じゃあー
          りませんか。今の私にはいっそ死ねと言って
          くださいましな」
          「ぼぼぼ僕にそんなことを言われても困るで
          はないですか、いやだなあお嬢さん。いきな
          りそんな恥づかしいじゃないですか、ちちち
          ちんぽを見せろだなんて」
          「するってえとなにかい? お前さんは私に
          ちんぽも見せられないてえ了見かい? よし
          わかった。そんなことなら今すぐここを出て
          行っておくれでないか。そんな腹づもりでこ
          こへ来たとなりゃあ私にも考えがある。もう
          金輪際親でもなけりゃあ子でもねえ!」
          「待っておくれ!」
          「いや待てねえ」
          「待っておくれ!」
          「いや待てねえ」
           たか子は着ていたワンピースをするりと脱
          ぎ捨てると、シュミーズ姿となってベッドに
          横たわった。幸一郎はわずかに額に汗をかき
          ながらジュースをぐぐぐぐいっと飲みほし、
          半立ちとなった陰茎を手で押さえてゆっくり
          とベッドへ向う。
          「つよく抱いてね」
          「つよく抱くとも」
           二人の間には欲情という名のけだものが今
          まさに目の前の餌に飛びかかろうとしていた。
           幸一郎の陰茎はすでに第一ちんぽ汁で濡れ
          ていたし、たか子の陰唇ももはやまんこ汁で
          ぐっちょんぐっちょんの状態であった。こん
          なすけべな状態はめったにあるものではない。
          二人はいつセックスをはじめてもおかしくな
          い状況に突入している。むづかしいレトリッ
          クはもう必要ないのだ。
           幸一郎はベッドに入るとまずたか子の木綿
          のパンティの横から右手の中指を陰唇に差し
          込み腟内に挿入、それからおもむろにたか子
          の口唇を奪った。
           しかし、たか子にとってこれは意外な行動
          だった。幸一郎がいきなり下半身の恥づかし
          い部分に指を挿入してくるとは思っていなか
          ったからである。これはとても恥づかしかっ
          た。ああ恥づかしい。いきなり指をあそこに
          ……、指をいきなりあそこに挿入するとは。
          もう恥づかしくて恥づかしくてどーにもこー
          にも。
           だだだだけど、気持ちいいんだからしかた
          ないじゃないの、とたか子は思った。だって
          気持ちいいんだもん。気持ちがいいとまんこ
          が濡れる。彼女はそういう女だ。
           時は元禄十五年十二月十四日、降りしきる
          雪の中を突き進む火消し装束に身を包んだ侍
          たちの一群があった。これぞ世に謳われた赤
          穂浪士四十七名。亡き主君浅野内匠頭の恨み
          はらさんがため、宿敵吉良上野介の屋敷に討
          ち入ろうとする、いままさにその時であった。
          めざすは本所松坂町。ろうろうと鳴り響くは
          山家流陣太鼓!
           けれどもそんなこととは露知らず、吉良邸
          の隣に位置するラブホテル「みやこ」ではい
          ままさに幸一郎がたか子のまんこに勃起した
          陰茎を挿入して激しいピストン運動を繰り返
          している最中であった。
          ぱこぱこぱこぱこぱこぱこぱこぱ、うっ。
          「だめっ、だめよまだイッちゃ!」
           しかし、たか子の悲痛な叫びも幸一郎の早
          漏体質の前には所詮無駄な抵抗だった。
          「だって、あんまり気持ちがいいもんだから」
          「わたしも気持ちよかったわ」
          「愛してるよ」
          「愛してるわ」
          「じゃあ僕のちんぽ、舐めてくれるかい?」
          「幸一郎さんもわたしのまんこ、舐めてくれ
          る?」
          「君が僕のケツの穴を舐めてくれたら舐めて
          あげてもいいよ」
          「幸一郎さんがわたしのケツの穴に指を入れ
          てくれたら舐めてあげてもいいわ」
           こうして、下品な会話は夜が白々と明ける
          まで繰り返されたのであった。
           いっぽうその頃、首相官邸では前日から夜
          を徹しておこなわれた閣議もいよいよ議論の
          終焉を迎えようとしていた。
          「総理、ご決断を!」
          「うむ。結論を言うならば、私としても肛門
          に指を挿入されるということに対してけっし
          てやぶさかではないということになる」
          「総理!」
          「総理!」
          「うむ」
           かくして前衛の夜明けはこのページにも曙
          をもたらし、失敗を恐れぬ開拓の精神はここ
          に一輪の花を咲かせる結果となったのである。
          わが逸脱倶楽部の前途に祝福あれ。
                        (以下次号)

(c)東陽片岡
--この文章は月刊『ガロ』(青林堂)1992年8月号に掲載されたものです--

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